なんとか倒産せずにやりすごせた1年目。
その1年目の決算の数日前に日本のある人を介して、スペインのサッカーエージェントから連絡がありました。
あるフィギュアの日本での販売代理店を探して欲しいという依頼でした。
結局この案件そのものは彼ら自身で日本の代理店を獲得したのですが、ここから話が進み、ある壮大なビジネスプランがあるので一度話しがしたいという連絡を受けました。
確か、2005年10月ぐらいだったと思います。
そこから、約9ヶ月に及ぶ交渉が開始することになりました。
最初のコンタクトは、ホテルオークラで、会社の紹介及び僕がやっているビジネスプランの説明、さらに僕が将来考えているプランなどを細かく説明しました。
相手は、Amazing Sports Labの前身である、Amazing Labの社長で、身長190cmはある元スイス銀行の人間でした。
スイスの銀行マンというだけでも、かなり緊張するのに、そんな相手に自分のビジネスプランをスペイン語で説明するなんてのは当時の自分にとってはかなり大変で、正直何を話したのかあんまり覚えていません。
ただ、僕がやっている分野と、彼らがやっている分野はかぶるとこが少なく、かつシナジーが生まれるというのは、誰が見ても明らかでした。
このミーティングの後、2006年の1月にコラボレーションドラフトという提案書を受け取りました。
そこには、今後Amazing Sports Lab を設立し、また日本ではAmazing Sports Lab Japanを設立したいと書かれており、僕は、Amazing Sports Lab Japanのパートナーとして、個人的にAmazing Sports Lab Japanの株を持ち、業務を進めていくというような内容でした。
将来的には、エージェント業務なども行いたいという意向はありましたが、こんなに早くチャンスが来るというのは全く思ってもいませんでしたので、本当に一気に視界が広がったという感じでした。
それとともにこの会社をどこまで信じていいのだろうかという疑問もぬぐえず、相手の出方を伺いながらメール交換をしていました。