カンプノウで試合をしよう

2008.2.15

2月13日付けのスポルト紙によると、FCバルセロナがカンプノウを貸し出すという新たなサービスを始めたとのことです。

これまでは、シーズン終了後にFCバルセロナ主催で行われていたサッカートーナメントの決勝戦のみに使用が許可されていたカンプノウ。そのトーナメントは1ヶ月もの期間にわたるため日本から参加するのはほぼ不可能でした。

この記事によると、シーズン終了後に4万ユーロ(約640万円)を支払えばカンプノウを借りられるとのことです。

この4万ユーロに含まれているのは、2チーム合計35名までの参加費、名前入りオフィシャルユニフォーム、ゲームの審判代、ゲームに出る選手のアナウンス代、記念撮影代、参加認定証が含まれており、1人あたり600ユーロを支払えば、プラス15名までは追加できるとのことです。

さらに追加料金でカンプノウを見学、バルサバス乗車、ナイターゲーム、クラブ映像部によるDVD作成なども可能となるそうです。

つまり、50人で頭割りすれば、約16万円弱でカンプノウでプレーが可能になります。

6月だとスペインの渡航費は、15万円ぐらいでしょうか。さらに現地のホテル代をたせば、合計20万円ぐらい。

その他、雑費等も含めて、50万円もあればお釣りがくると思います。もちろん高いといえば高いですが、カンプノウでプレーができるというのはバルセロニスタにとっては夢のような話ですね。

今回のバルサの動きに関しては、昨年のバルセロナの組織変更が大きく影響していると思います。

以前は、施設部は完全に独立していて、施設を開放することにあまり積極的ではありませんでした。ところが、昨年組織変更があり、チケット部がソシオ部とともにAREA SOCIALというグループに編成され、施設部がマーケティング部の1部分のような形になりました。

これにより、バルサがもつ施設をもっと積極的に活用していこうという動きが活発になり、今回のようなサービスが生まれたのだと思います。