バルサスクールを開校する意図

2015.3.20

こんにちは。
今年は、いつになくバタバタした3月を過ごしています。

TV、新聞、WEB等でご覧になった方も多いと思いますが、3月13日に葛飾でバルサスクール葛飾校の記者会見を行いました。

会見でもふれたのですが、このプロジェクトが立ち上がったのは、2011年はじめごろで、そこから足掛け4年、交渉期間中、先方の担当者が2回
もかわり、その度に話が振り出しに戻ったり、クラブ内での事情で話が進まなかった期間もあったりと、さすがにこのパターンは話が流れるかなと思いました。

意志あるところに道ありとはよくいったもので、葛飾区の皆様の強い意志と、踏ん張りで去年の年末に話がいっきに進みました。
交渉を任されていた身としては、葛飾の関係者の皆様の顔に泥を塗ることにならなくて、本当にほっとしてます。

弊社は、バルサスクール福岡校、バルサキャンプも運営していますが、今回の葛飾のスクールでは、現場等を含めて、スタッフ2名が常駐し、全面的にかかわっていく予定です。もちろん僕もできる限り顔を出します。

福岡校ではバルサコーチが優秀な選手をJクラブに推薦するなどの取組もあり、27名の選手が、バルサスクールからJ下部に入団しています。(現在のU-15日本代表候補である石井快征君も福岡校出身です。)バルサスクール福岡卒業生進路一覧

欧州でプレーしている日本人選手がまずぶつかる壁(戦術面の理解、個人戦術のベース、言語の壁)を乗り越える術は、日本にいながら小学生のうちにバルサスクールで学ぶことが可能な時代になりました。

若くして身につけた前述の能力は、将来の日本代表や欧州のトップ選手に近づいていく過程で、役に立つと確信していますし、そういう選手を育成できるように全力で取り組んでいければと思います。

バルサの育成がなんぼだという人は多いです。
でも、確実に断言できること、それはU12世代の育成においては今の日本の指導方法で身についてしまった個人戦術では将来欧州挑戦の際にプレー面で修正しなければいけないことがかなり多くでてきます。しかしながら、14歳をこえてくると、プレースピードの変化や自分に身についてしまったプレーの癖によって、修正をかけることが相当な時間と努力が必要になります。

我々は本気で将来欧州でトッププレーヤーになれる選手を育成することを会社として取り組んでいます。本気で取り組みたい選手たちに来てもらえたら嬉しいなあと思います。

(写真は左から、自分、トニ(バルサスクール部門ディレクター)、青木葛飾区長、アイトール、秋元氏(キッズチャレンジ未来))

http://fcbescola-katsushika.jp/

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