「やりきる」と決めること、大会プロデュース

2015.12.13

12月5日、6日と高知に行ってきました。
今回訪問したのは、香我美サッカークラブ。

ぴんときた方もいらっしゃっるとは思いますが、U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2014の街クラブ枠での参加チームです。

香我美のみなさんとは、ワールドチャレンジ以降もいろいろ付き合いをさせていただいているのですが、10月にたまたま高知に伺った際、12月5日、6日に元々やっていた協会主導の大会がなくなりグラウンドがあいたので、なんとしても高知でもワールドチャレンジのような大きな大会をやりたいと相談されました。

というのも、高知では、地理的に強豪クラブが来てくれることがほとんどなく、ジュニア世代の育成のためには強いチームと真剣に戦える、高知の子供たちが目標にできる大会がないんだそうです。 予算がなく、人脈がなく、ノウハウがないという状況だったために、「浜田さん、何とかなりませんか」と相談されたのです。

実は、こういった一見大きく見える案件だったとしても、実際にやってみるとそこまで難しいわけではありません。

一番重要なことは、「やりきる」と決めることなんです。
腹をくくるんです。

そして、お金が集まらなければ、自腹を切ると決めることです。
あとは、なんとかなります。
もし開催できなかったら、それは腹をくくってないからだと断言できます。
自分の中にどっかで言い訳を探し始め出したら、たぶん、難しい。

そういう意味では、香我美サッカークラブのみなさん、腹をくくらはったんです。

だから、高知なんかには絶対に来てくれないと彼らが言っていた、柏レイソルが来てくれたんです。他にも、セレッソ大阪、YF奈良テソーロ、奈良クラブ、徳島ヴォルティス、シーガル広島など強豪チームが集まりました。

大会は、高知から胸に八咫烏をつけてプレーする選手を作りたいという思いの元、八咫烏カップと命名され、第一回大会はYF奈良テソーロの優勝で幕を閉じました。

僕はスポンサー集め、チームへの声掛け、特別対談などをすることで、関わらせていただきましたが、香我美のスタッフたちがやりきると決めたことが今回の大会の肝だったと思います。

第一回大会優勝のYF奈良テソーロ!


開幕戦は、香我美サッカークラブ対柏レイソルU-12でした!また、アイゴッソの西村監督と対談をさせていただきました。素晴らしい方でした。


帰りの飛行機が一緒だったレイソルの子たちと一緒に桂浜へ観光へいきました。

八咫烏カップ公式ページはこちら!

高知での例を紹介しましたが、実は、ワールドチャレンジ開催以降、大会を開きたい!という意欲が各クラブ(特にワールドチャレンジに参加したクラブ)で高まっています。

例えば、2015年大会に出場したアルゼンチンのカミオネーロスからも、、来年の3月にU-13と
U-18の大会を開きたいので、日本のJクラブを2つ呼んで欲しいと打診がありました。
彼らも創設6年目のクラブだったため、過去には自分たちで大会を開催していなかったらしいのです。最終的に 来年3月にTORNEO INTERNACIONAL CAMIONEROSという大会を開くことになり、ボカジュニアーズ、リーベルプレート、ナポリ、パチューカ、プーマスなど錚々たるチームが参加する大会となり、Jクラブも2チーム参加することになりました。

他にも大会開きたいんで、いろいろ話聞かせていただけますか?という友達ベースの問い合わせもいくつかあります。

日本全国、特に地方で質の高い大会を作ることができれば日本の地域格差も埋めることができるのではないかと考えています。もし、このブログを見ていらっしゃる方で、大会を作りたいだったり、大会を進化させたいと考えていらっしゃる方がいましたら、ご連絡いただければと思います。 1年目はボランティアでアドバイスします。交通費だったり、宿泊費だったりは出してもらうことになりますけど。。(宿泊ある場合ですが)