Europe’s Choice

2010.2.26

ヒースローで暇だったので、Newsweekを買ってみた。

というのも、キャッチがEurope’s Choiceとあり、表紙には、アメリカと日本をイメージした四角い缶(お菓子とかが入っている四角いやつみたいなもの)が並んでいて、アメリカの缶はきれいで洗練された缶、日本はぼろぼろで錆びついた缶が書かれ、そして、ヨーロッパがアメリカの缶に投票するというような感じで書かれており、“お”読んでみたいと思ったからです。

辞書もひかずに斜め読みしただけだったので、100%読解できてるかわからないのだけど、ヨーロッパはアメリカ型社会を目指すのか、日本型社会を目指すのかというところで、アメリカ社会を目指すという記事だった。

これまでの成長を維持しようと思えば、移民を受け入れざるを得ない。ただし、仕事能力が高かったりと、何かしら国に貢献してくれる可能性のある移民なら受け入れるというような主張だったと思う。

ヨーロッパは現在経済的に非常に厳しく、現地人の仕事を奪う移民を排除しようという動きがでてきてはいるものの、移民を排除していく=人口が減るということなので、人口が減っても自国民の雇用を守るか、人口は維持して移民をこれまで通り受け入れるかという選択の中で、クオリティーの高い移民を受け入れるが、移民を受け入れるという意味で、アメリカ型の社会を選ぶというニュアンスなのだと思う。

そういえば、イングランドへは留学する際の英語力の要求基準がかなりあがったと聞いた。基準がかわったのははこういう政策が影響しているのだろう。

翻って日本は、相変わらずほとんど移民を受け入れていないので、人口減少→経済停滞という風に今後はもっと厳しい社会になっていくのではないかと思う。

たまには、海外視点のニュースを読まないとなと思いました。というのもここしばらく日本でビジネスを展開するというよりは、日本のビジネスモデルのアイデアを使って、海外でビジネス展開を考えだしたところ、どうも今までの自分の考え方は、日本視点に偏っていたなあという反省があったからです。