2010.11.5

久々に実家です。

明日にはまた東京ですが、帰るところがあるのはいいもんです。

今日は家族の話です。

うちの父はもう定年退職しているのですが、北京五輪の直前に大腸癌がステージ4で見つかり、半年もつかどうかという状況の中、その後手術やら抗がん剤やらで、今でも元気にしています。そして、毎週末には競馬場へ通っています。

実は、昔っから父はかなりのギャンブラーで、競馬、パチンコ、マージャンをして、消費者金融に借金をしていて、うちの母にめちゃくちゃ迷惑をかけていました。僕が確か中学だったか忘れましたが、家の貯金を全部おろして、うちの母と一緒に消費者金融をまわって、一気に全部返したらしいです。

今では、パチンコ、マージャンはやらなくなりましたが、競馬だけは情熱が倍増し、1週間かけて馬券の予想をし、100円単位で、万馬券を狙いにいくというような方法で競馬をしています。

仕事もなくて、体の自由も少しずつ奪われていくなか、競馬だけが人生の楽しみで、(あ、あと酒もか)病院から外出禁止といわれていても、意地でも競馬場へ向かいます。

その昔、家族全員が、ぼろくそに言っていたギャンブルが今は父のいきる糧になっているというのはなんとも不思議なものです。

僕は東京に住んでいるのでこれから何回父の顔を見られるかはわかりませんが、死んでからは親孝行できないので今のうちにできる限り実家に帰るつもりです。