馬に救われた

2009.4.14

先週、実家に帰っていました。

実は、父が大腸癌でして、去年の8月に倒れたときには、あと数日遅かったら死んでいたという状況でした。

レントゲンで見せてもらった癌の大きさはとんでもなく大きく、さらに肝臓にも転移しているということで、医者から説明を受けたときは、ステージ4と余命●●日というよりは、1日1日がんばりましょうというような状況でした。

そこから、8ヶ月。
1回の手術と毎月2回の抗がん剤により、腫瘍は大きくならず、すこぶる元気でした。

なんでも、毎週土曜日の競馬が楽しみで楽しみでしょうがないようです。

もう定年しているので、母から小遣いはもらっていないらしいですが、競馬だけで貯金が20万たまり、そこから病院代にまわしたとか。。

父は元々僕が物心ついたときから競馬してたので、もうかれこれ30年以上の競馬歴なのですが、昔は負けまくっていて、サラ金に借金したりして、競馬していたというとんでもないノータリンだったのです。

昔は、母も僕もずっと競馬やめろ競馬やめろといっていたのですが、定年後にステージ4の癌が発覚し、見るからにやせ細ってしまった父にとっての生きがいとなったというのは、人生わからないもんですね。
(まあ、勝ってるからいいのですが・・・)

やっぱり、何でもいいので生きがいを持って生きるっていうのは人に力を与えるんやなあと思いました。

そういえばこの前若草山にのぼったって言ってたし、病院のご飯をことわって、弁当食ってるって言ってたし、しばらく大丈夫そうで安心しました。