プレシーズンマッチ

2007.7.19

夏の風物詩となりつつある、欧州チームとのプレシーズンマッチの時期がやってきました。

欧州チームがこぞって日本にやってくるようになったのが2003年からだったと思いますが、当時から考えると環境の変化は著しいものがあります。

もはや、Aチームを連れてくるのはあたりまえ。そして、そのAチームの中でも主力選手はスタメンに名を連ねるというのは当然のようになってきました。

今回、浦和レッズ-マンU戦で、どの選手がどの程度の力でプレーするかを注意してみていたのですが、7月のこの時期としては、MUはよく戦ったほうではないかと思います。前半は明らかに流し気味で、フリーランニングなどは皆無でしたが、後半はかなり意識も高くなり、本気とまではいかないものの、興行しては及第点ではないでしょうか。

欧州チームがBチームで来日したり、もしくはAチームであっても完全に手を抜いた試合で許される時代は終わりました。

そして、欧州チームに対して、そういった形での来日を許してしまったプロモーターはすでに市場から淘汰されはじめています。

また、日本人選手所属クラブの凱旋試合のチケットが売れる時代もとっくに終わっています。

今後、欧州各クラブとしては、チームの強化と、クラブの収益両方を見据えたツアーにシフトしていく時代がくるのではないかと思います。

今年のバルサが、収益をあげながら強化するという難題に挑戦するのか、はたまた単なるマーケティング主導のツアーになってしまうのか、注意深く見てみたいと思います。

2004年の来日時には、収益をあげながら強化するとという難題をクリアしたクラブですので、今年は目が覚めてるとことを期待していますが・・・。