日本代表の最大の功績

2010.7.2

日本代表のW杯が終わりました。

僕はライターではないので、細かな評論はしませんが、一サッカー経験者として、ちょこっと書きます。

今回の日本は今後の日本サッカーの一つの戦い方を提示したという意味で今後も語り継がれるチームになったことは間違いないと思います。

フットボリスタ編集長の木村さんが、今週のフットボリスタで書いていますが、スペインでは、バルサとレアルマドリー以外は、どこのチームも対戦相手によっては、今回の日本のような戦い方をすると。

確かに、リーガのチームはどのチームも、対戦相手がどうか、またホームなのかアウェイなのかで劇的に戦い方を変えてくる。

リーガを見ている人は当然知っているとは思いますが、今回の日本のチームの戦い方はまさにリーガの弱者の戦い方であって、僕が今回のW杯の日本の戦い方を見ていて一番うれしかったことです。

自陣に引きこもれば0点に抑えられるほどサッカーは甘くないです。すべての選手が連動して、意志のある守りの戦術をとった結果、4試合で2失点だったのです。

次回のW杯の監督はどういったグループに入るかわかりませんが(出られるかもわからない。。)仮にアルゼンチン、クロアチア、ジャマイカというような、1998W杯と同じ組み合わせとなったとしたら、どう戦えばいいのかということを考えた時に、今回のW杯の戦い方が非常に参考になると思います。

とはいうものの、今回の弱者の戦い方はベスト16、もしくはベスト8までは運があればたどり着けるかもしれませんが、ベスト4には絶対にいけないと思います。

世界の中堅国とは戦えることを示した日本ですが、世界のトップと戦うためには、育成のシステムだけでなく、日本のサッカーのあり方を根本的にかえていく必要がありそうです。

今回学んだことは、今の日本のサッカーが、今のやり方と実力でいきつける最高の場所がベスト16だったということです。

そして、その場所までたどり着いたわけですから、これから日本サッカーにとって次のステージが始まります。

サッカーに関わるみなさん、関わろうと思っているみなさん、一緒に変えていきましょう!