やっぱりサッカーが人生です

2010.7.20

2003年7月21日、ワールドスポーツプラザという伝説のスポーツショップを運営していた日本スポーツビジョンという会社に入社したことがきっかけで僕はスポーツ業界に入りました。

入社した最初の日、上司だからと紹介された当時25歳だったブラジル育ちの女性に度肝を抜かれたものです。

それまではベネズエラの大使館で堅い仕事をしていたので、あまりのゆるさにびっくりしました。

ライセンスマーケティング部というところに配属され、最初の仕事が1ヶ月後にお台場にオープンするということになっていたFCバルセロナのオフィシャルショップFCBOTIGAのショップ内装関連の承認作業。

会社で作成したデザインをバルセロナに提出して、OKをもらうという仕事でした。ライセンスビジネスのことなんて僕はさっぱりだったので、前任が過去にやっていたファイルをひも解いて、少しずつ理解していったのですが、今思えば、当時の自分はめちゃめちゃラッキーだったんだなと思います。

当時の上司は、ブラジル育ちのため、基本ラテン。管理はあまりお気に召さないのか、自由放任。僕の入社した後すぐに入ってきた部長も放任主義。ほんとうに恵まれていました。

丸7年が過ぎて、今でも当時と同じ担当がバルサにいて、仲良く仕事をさせてもらってたり、他のクラブともいろいろ仕事ができてといろいろ幅が広がってきましたが、そろそろ自分も会社も次のステージへ行かないといけない時期が来たと思っています。

僕はやっぱりサッカーが好きです。

今回1ヶ月間、ワールドカップがある生活にどっぷりはまってみて、高校時代に自分がずっと感じていたサッカーへの情熱が戻ってきました。

実はこれまではサッカーが好きといいながらも、少し距離をとっていました。選手ではないサッカーというものが自分にとっては何かが違ったからです。(とってもそんなにうまかったわけではないのですが・・)

大学に入って、サッカーを辞めた自分にとって、サッカーとは、人生ではありませんでした。

今、やっぱりサッカーが人生です。

選手としては無理だけど、100%サッカーの世界で戦いたいというモチベーションがでてきました。

指導者、クラブ経営、代理人、どういった形でも現場で戦えるステージに進んでいきたいと思っています。

38歳になったら、会社が10周年を迎えます。
そこが勝負の年。
心の芯からしびれる体験をしたいと思ったら、自分で限界決めないこと。