天才ガウディとバルサが共に大切にしていたこと

2018.11.27

サグラダファミリア博物館に、アントニ・ガウディは協力者をモチベートするのが非常にうまかったと記載がある。プロジェクトに継続性を持たせるには、チームプレーが最も大切だとガウディは考えていたと。

 

【日本語訳】

ガウディは、協力者たちのモティベートの仕方を知っていた、というのもプロジェクトに継続性を持たせるにはチームプレーが鍵だと考えていたからである。ガウディが創作に関わっていた時代、アレクサンドレ・デ・リケル、ジョセップ・リモナのような芸術家をはじめ、建築家であるジョセップ・マリア・ジュジョル、ジョアン・ルビオーそしてセサル・マルティネルが協力していたのである。

 

天才といわれ、才能に溢れたガウディが最も大切にしていたのがチームプレーとは意外といえば意外だったけど、確かにそうだよなと考えると全然不思議じゃない。だから、ガウディ死後92年経ってもプロジェクトが続く。ガウディが作り上げた理念は作り上げた人のものではなく、みんなものだと思う。だから、チームで進化させていくことが必要になってくる。僕が長年一緒にしているバルサもチームプレーをオンザピッチでもオフザピッチでも非常に大切にする。

 

バルサの5つの価値観(野心的であること、まわりの人をリスペクトすること、謙虚であること、チームプレー、努力すること)の中にもチームプレーというのが出てくるけども、これまでに出会ったカタルーニャのリーダーたちは本当にこの価値観を持っている。バルサの価値観というよりも、カタルーニャの価値観なのかもしれない。

 

 

バルサも形は変われど理念は続く。ラウレアーノ→クライフ→ペップ→チャビ(将来的に)ときてバルサのフットボールは進化しているけれども理念は不変。

 

僕自身はというと、今後100年たっても変わらない「育成の理念」を日本サッカー界に作ってみたい。そして、みんなで進化させてもらいたい。

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