トップアスリート育成の仕組みを利用しての地方創生取り組み。

2018.10.22

前回のブログが2018年1月1日。久々の更新です。

さぼってたというよりは、今後の方向性があまり定まっていないこともあって、書きたくてもかけないという感じでした。

さてさて、僕はここ最近、twitterではちょいちょいつぶやいていて、いろんな人の発言を見たり、絡んでみたりとしばらくしていたのですが、物凄く違和感があって、この違和感はどこからくるんだろうなんてことをずっと考えてました。twitterの性質上、280文字という制約があるので、本当に言いたいことや、その思考に至った過程、自分がどう生きているか、そして感情の機微など、その人の奥にある本質的な部分が全然感じられないことが自分の違和感の根底にあるなと思うに至りました。

どう稼ぐかよりも、「どう生きるか」の方が本当はずっと大切なのに、twitterの世界では「どう稼ぐか」、「どう注目を集めるか」ということに偏りすぎてるなあと。twitterってそういうものだから!とたぶん言われるし、そうなんだけれども。

で、今回のブログは、twitterを見ていて自分が抱いていた違和感によって、自分の価値観に改めて気づきましたっていう話です。

さてさて、前置きが長くなったけれど、10カ月の沈黙を破って、久々にブログを書いているのは自分の方向性がある程度定まったからです。僕にとっては、どう生きるかという部分は、どう稼ぐかというよりも何倍も大切なので、焦らず、急がず、時の流れに身を任せつつ、あるべきところに落ち着くまで粛々と日々を過ごしつつ、物事がどう流れていくかを観察してきました。実際にはその方向性に向かう、小さな息吹は2017年に芽生えてはいたんですが、確固たるものではなかったのです。

 

いまさら説明するまでもないかもしれませんが、うちの会社名は株式会社Amazing Sports Lab Japanといい、今会社でやっているメイン事業は、「サッカー選手の育成のプロ」として、子供たちが成長していく過程で、トップ選手に辿り着ける確率を上げるとか、選手のプレーを最適化し、成長速度を上げるというようなことをやっています。すごくやりがいのある仕事なんですが、最近沸々と沸いてきたのは、選手を育成してきた仕組みや、コンテンツ力が、現在の日本の社会的課題を解決するのに役に立つのではないかということです。 具体的にいうと、アスリートを育てる仕組みを利用して、人口減少に向かっていく地方の課題を解決していきたいなと。

 

例えば、以下の画像は今、山梨県北杜市小淵沢町で弊社が関わっているジュニアユース選手向けの寮です。話の発端は、北杜市のヴァンフォーレ八ヶ岳ジュニアユースというチームからの依頼で世界に通じる選手育成機関を作りたいということで、パートナーとなり、欧州トップレベルのコーチ陣を招聘するというアイデアでした。今のやり方のままでは世界に通じる選手がでてくる可能性が見えないと。

とはいえ、いきなり寮を建設しても赤字にしかならないし、実際に選手が集まるかもわからない。そのため、リスクヘッジということもあり、今は使われていない建物を探し、購入(もしくは賃貸)した上で、リニューアルする方向性で物件をさがしていました。そこで見つかったのがこの施設です。この施設は元々、あるT社という上場企業の社員向け保養所だったのですが、15年近く使われておらず、老朽化していました。T社にとってはメンテはしなければならないのだけども、メンテしても使い道がないため、結果的に放置していたのです。そこでジュアユース向けの選手向けの寮として再利用するという話を提案したところ、アイデアを非常に気に入っていただき、全面的に応援してくれることとなりました。今後どのように展開をしていくかの詳細はあまり書けないですが、最終的にはジュニアユースチーム(グランデアメージングアカデミー山梨ジュニアユース)を軸に、周辺のペンションが蘇る仕掛けを展開し、小淵沢町をスポーツツーリズムの拠点になるような町にできたらなと考えています。

 

一例をあげましたが、今後、日本全国でトップアスリート育成の仕組みを利用して、地方創生をやっていけたらなと考えています。すでにいくつかの県ではそのような動きがありますが、1つのモデルケースを作り、サッカーだけではなく、さまざまなスポーツで展開できればと考えています。