出口問題

2016.9.4

7月16日のバルサキャンプ長野からはじまり、千葉キャンプ、東京キャンプ、中西塾、個別エリートトレーニング、フロンターレカップ、熊本チャリティーキャンプ、広島キャンプ、奈良キャンプ、一条高校クリニック、興國高校コンサル、U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジと、怒涛の1ヵ月半が終わりました。

予定が重なったりして、残念ながら静岡と石川は行けなかったのですが、この夏はたくさんの人と再会、新しい出会いがあり、最高に楽しかったです!みなさんありがとうございました!

また、本を出版したことで、「読みました」と言ってくださる方も非常に多く、嬉しく思います。
感謝しています。

ワールドチャレンジの件についてはゆっくりと書いていきたいなと思いますが、最近取り組んでいることについて少し。

これまで弊社で取り組んできていたことは「今」の選手たちのレベルをいかにあげるかということがメインでした。 その結果、選手としてのレベルが飛躍的にあがるような事例が多く発生してきました。 そして、その次に起こってきた問題が「出口問題」です。

多くの選手にとっての目標は、J下部に入るということですが、では「いつJ下部に入ればいいのか」そして、「どのJ下部に入ればいいのか」 もしくは、「本当にJ下部にいく必要があるのか」 こういったことについては所属クラブでは相談できないし、またチームメイトはライバルであったりするし、クラブ内で漏れるのは困るし、ということでみなさん大きな悩みを抱えていらっしゃいます。

実際、出口問題については、これまでも日本の選手たちには常にあったけど、うちがフォーカスしてなかっただけなので、新しい課題というわけではないのですが、これまで僕は選手のレベルをいかにあげるかに力を入れていたため、あまり気にしていませんでした。

ただ、キャンプに参加した子がジュニアユース、ユースにあがっていく過程でさまざまな問題に直面していますし、先日の街クラブ選抜に参加した選手たちの中には、間違いなく質の高い選手がまだどこも決まっていないというようなことが多々ありました。いい選手が評価されていないという現状をなんとか変えていきたいなということで、今後力を入れて取り組んでいければと思います。ちなみに入口問題についての解決方法だとか考え方については拙著に記載しています。