久保建英君FCバルセロナ下部組織入団の件について

2011.8.6

久保建英君がFCバルセロナ下部組織に入団したというニュースが現地のSPORT誌に掲載されました。

結論からいうと、事実であり、日本人初のバルサカンテラ選手となります。

久保君は、2011-2012年シーズンより、バルサカンテラのアレビンCでプレーすることとなります。
(2001年生まれには、アレビンCとアレビンDの2チームあり、アレビンCがいわゆる1軍です)

以前のブログでバルセロナはカタルーニャ州の出身選手でない場合は、13歳未満は獲得しないと記載しましたが、今回の件については、バルセロナ側は特例として認めました。

2009年に弊社が開催したFCバルセロナキャンプのMVPに選ばれた久保君は、2010年の4月にベルギーで行われたベルギーの大会で、FCバルセロナスクール選抜の一員として、大会に参加。そこで見事にMVPに選ばれました。

2009年のFCバルセロナキャンプにおいても、ベルギーにおいても担当コーチであったオスカル・エルナンデス氏が、スクールコーチからカンテラのコーチに移った後、「 この選手は絶対に見ないと損をするから、練習参加だけでもさせてやって欲しい」とバルサカンテラの責任者であるアルベルト・プッチ氏、ギジェルモ・アモール氏に対して、何度もかけあった末に今年4月に練習参加が認められました。

カンテラの練習では、同年代であるベンハミンAや、1学年上であるアレビンDでプレーをし、わずか3日目には、バルセロナに住む意志があるかどうかの意志確認がありました。

アルベルト・プッチ氏に久保君の何を評価したのかという質問をしたところ、「生まれ持った才能」だという答えでした。

実際、バルセロナカンテラでは、仮に最高の選手をレベル10とすると、カンテラに入団できる選手のレベルとしては、カタルーニャ出身の選手であれば、レベル7で獲得し、外国人であればレベル9以上でないと獲得しないと言われています。

ただ、バルサのトップチームまであがるには、限りなく厳しい戦いが待っているし、ここが彼にとってのスタート地点だと思います。現地でのプレーぶりについては、ブログ等で紹介していきたいと思います。