11月25日から16日間のスペイン出張から帰ってきました。
興國高校とジュニアサッカーワールドチャレンジの街クラブ選抜のスペイン遠征に帯同しました。
今回、最初に帯同した興國高校の遠征では、AチームがレバンテユースA(17-18歳)、ビジャレアルユースB(16-17歳)、カステジョンユースA(17-18歳)、レバンテインターナショナルユース(年齢不明)と対戦しました。
実は昨年もレバンテインターナショナル以外は対戦していて、興國はどのチームとも互角にわたりあったのですが、今年の対戦では全敗で、バイタルエリアに入ることすらなかなかできませんでした。
実はどのチームも昨年の対戦から興國のやり方を研究してきていたのです。さらに試合中にもフォーメーションをいじってきたり、エースの大垣君にマンマークをつけてきたりと、勝つための戦いをしてきました。とにかく中をしめられ、外に追いやられ、トップへの斜めのパスが入れられない。選手たちはパスコースが全然できない、どうしたらいいですか?と質問してくるほどでした。
このように戦術的な部分で悩み、解決策を見いだして行くことが、サッカーがうまくなるための本当のトレーニングなんだと思います。
今回の遠征で感じたのは、スペインのチームは初めて対戦するチーム相手には基本的に舐めてかかってきますが、一旦実力を認めると猛烈に本気モードでやってきます。その本気というのがインテンシティがあがるというより、戦術的に本気なのです。そういった意味では、スペインのチームとは1回ではなく、対戦する回数を重ねていくのがベターなような気がします。
このチームとはもう試合したから別のチームとやるよりも、対策を練ってきた同じチームと対戦することの方が本物のトレーニングになり得ると思います。
興國高校の内野監督は毎月レバンテとビジャレアルとやりたいぐらいやわと言ってはりました。