アーセナルキャンプとバルサキャンプのトレーニング内容の違い。

2012.8.7

今週からアーセナルキャンプで横浜に来ています!

アーセナルからは事前にトレーニング内容についてはある程度説明を受けていたのですが、初日、今日と練習を見て、こういうトレーニングをすればアーセナルのようなサッカーになるのかあと妙に納得しました。

アーセナルキャンプで特にコーチが力をいれているのが、スピードの変化、ターンした後のスプリントや、スムーズな体の動き、テンポの早いパス。もちろんその中での体の向きや、遠い足でのコントロール、ファーストタッチの置き所なども指導はするのですが、どのトレーニングも相当スピード感のある中で行われています。

ドリブルの練習にしても、敵と正面に対峙してのドリブルだけではなく、敵と並走しながら、5秒~8秒ぐらいの間、スプリントしながらターンして敵をかわす練習だったり、対峙する敵のポジショニングによってターンする方向、使う足を変え、ターンしたあとにいっきにスピードをあげるというような練習がありました。

バルサの練習だと、ボールを運ぶスピードやスプリントの部分、アップテンポなパス回しに関しては、ほとんど気にせず、どちらかというと、ボールを受ける際の体の向き、ボールの置き所、どちらの足でコントロールするかという部分にフォーカスし、スピードよりも敵からボールを奪われないようにするにはどうするかという部分を指導しています。

練習のメニューとしてはかなり似ているなという印象はあるのですが、何を一番のポイントとして教えていくのかというところのベクトルが違っていて非常に興味深いです。

日本のチームでいうと市立船橋のようなチームがこういうサッカーを学ぶとハマるのではないかあと思いました。アーセナルキャンプのトレーニングは日本のサッカーとバルサのサッカーの間に位置している感じで、ちょうど真ん中というよりは、少し日本側に寄ってる感じがします。

もちろんまだ少ししか見ていないので簡単には結論づけられないし、そんなシンプルなものでもないと思いますが、今回アーセナルキャンプにアシスタントコーチとして参加しているバルサスクール福岡校の日本人コーチ人も一様に僕と同じこと印象を受けたといっています。

昼休みには、英会話の先生を3名呼んでの英会話講座。
今回のために用意したアーセナル仕様の英語トレーニングブックです。

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