プロ選手養成アカデミー設立構想

2011.3.8

みなさま、ご無沙汰しております。

2月25日~3月7日までのジョアン・ビラ率いるサッカーサービスの来日、3月2日~4日のミラン一行の来日が重なり、目のまわるような忙しさでブログの更新が滞っていました。

やっと十分な睡眠時間をとれるようになりましたが、今度は溜まっていた仕事が押し寄せてきていて、まあ、結局年から年中同じ感じです。

実は、今回の仕事は、僕の人生にとっても、非常に大きな意味を持つこととなりました。探していたものを見つけた感じです。会社をはじめて7年目になりましたが、7年の経験があったからこそ、辿りつけたのだと思います。

今回、縁あって、サッカーサービス社と提携し、バルセロナにおいて、サッカーのプロ選手養成アカデミー設立、運営のお手伝いをすることとなりました。

これにより、ジュニア世代から、Jリーガーに至るまで全カテゴリーの選手の育成、また指導者の育成を行っていく予定です。

プロ選手に対しては、サッカーサービス社はバルセロナにおいてはすでにプジョル選手をはじめとする、リーガエスパニョーラの選手などにビデオ分析をし、選手のプレーの質の向上を行ってきました。

2007-08シーズン頃から、現地の新聞などでもう終わった選手として酷評されだしていたプジョル選手ですが、現在では、プジョルが終わった選手だというメディアはありません。その裏にはサッカーサービス社とのトレーニングがありました。

例えば、サッカーサービスが行ったプジョル選手のコンサルティングでは、まず、プジョル選手のビデオを分析したところ、42つもの改善すべき点がありました。そのうち、ボールを使った練習は7個でした。

まず、2008年1月にプジョル選手の試合のビデオを分析し、改善すべき点、さらに伸ばしていく点を抽出。 改善点に対しては、それぞれの場合に改善メニューを提示し、毎月その改善点が修正されているかを再度ビデオでチェックしていきます。

選手というものは、過去からのプレーのくせがついており、ビデオで指摘したとしても、修正するまでには相当な時間がかかります。ただ、例えば3つでもプレーが改善されればその選手のプレーは飛躍的に向上します。

その他のカテゴリーに関しては、バルセロナ、ミランなどのキャンプ、スクールや、個別に行うクリニックなどで発見した有望選手をサッカーサービス社独自の育成方法により、育成していきます。そして、その中でこの選手は、プロになれる可能性があると判断した選手に限り、13歳以降、現地のアカデミーで生活をしてもらい、サッカーはもちろん食生活、学業などを含め、将来、プロ選手として活躍できる素地を作っていくとのことです。

また、13歳までの選手に対しては、世界中にサッカーサービス社のスクールを設立し、自国にいながらにして、現地と同じメニューでサッカーの練習ができるようにする予定です。

いつの日か、自分たちの手で育てた選手がJリーグや、日本代表などで活躍することを楽しみに、ライフワークとして取り組んでいければと思います。