会社名が決まる

2007.5.4

会社設立にあたって、まず自分がしたことは、“会社設立”という単語でヤフーで検索することでした。

というのは、そもそも会社というのはいくらで作れるのか、株式会社と有限会社の違いはどうとか、何日ぐらいで作れるのかなど知らないことだらけでした。

とりあえず、検索をかけてみると、どうやら会社を作るという手続きは外注でできるということを知りました。

手数料を5万円ぐらい払えば、すべての手続きを代行してもらえるというなんとも楽チンな方法で早速手続きをしました。

ただ、一番悩んだのは、会社名。
スペインと仕事をするにあたって、スペイン人に日本の名前を教えても覚えてもらえへんやろうなあ。。。と思っていた僕は、スペイン語での名前を考えました。

そして、つけた名前が、有限会社ムンドアレグレ。
Mundoは世界という意味で、Alegreは陽気なとか楽しいとかいう意味で、つまりは楽しく仕事をしましょうという会社名です。

このネーミングはスペイン人にはかなりうけたようですぐにスペイン人には覚えてもらえました。

会社設立の手続き中には、バルセロナグッズのネットショップをオープンもしたのですが、なんといっても大変だったのが自宅での仕事の進め方と、資金調達でした。

当時、調布市の1ルームマンションで生活していたのですが、22平米の家に、バルセロナグッズが入った段ボールが山積みとなり、家に商材があるというよりは、商材の倉庫に住んでいるという感じで、しかも1日中家で作業していたこともあって完全に引き篭もり状態でした。笑

そして、食事は100%外食。
いや~。今思うと何て病んでたんだと思いますが、当時は生活していくことに必死でしたのでなんとも思ってなかったですね。。

もう一つの懸念事項が資金調達。 学生時代に親から借りていた150万円を返さずにずるずると28歳まできてしまっていた息子に親はさらにお金を貸してくれるだろうか?というまあ、なんとも常識的な疑問をもっていたわけです。

お金を貸して欲しいという息子に親がのたまった一言は、「あんた騙されてるんちゃう?FCバルセロナって本当に存在するん??」という、突拍子もない質問でした。

おい、そっからかい、おかん!

スペイン人が読売ジャイアンツと仕事をするというのでスペイン国内にいる自分の母親にお金を貸してくれという感じだと考えるとわかりやすいでしょうか。

うちの母親にとっての海外サッカーチームとはそんなもんだったのです。