2005年上半期の話

2007.5.19

しばらく過去の話の時間があいたのでどこまで書いたか忘れ気味です・・・。確か、2005年の1月ぐらいまでかな。

大学生ぐらいまでは結構日記を書いていたのですが、大学卒業してからは日記を書いていないので、記憶があやふやなこともありつつですが、話を先へ進めます。

当時は本当に自転車操業でした。
銀行から融資を受けていなかったこともあったのですが、卸業を初めてから一番きつかったのは、資金繰りです。

スペインでは、基本的に商品代金は前払いです。
そして日本ではだいたいの場合、1ヶ月後とかにお金が支払われるので、商品を売れば売るほど資金繰りに苦しむという事態が発生しました。

こういうときには、自分への給料を未払いとして、給料の支払いを遅らせるという方法があり、2005年の2月、3月、4月は3ヶ月連続で自分への給料を遅らせていました。

ただ、会社の損益計算書的には黒字にはなっていました。
僕が心配していたのは、黒字倒産です。

実はそれまで黒字倒産の意味がよくわかってなかったのですが、今ではよくわかります。笑

売れてるのに、資金の回収が遅いから、商品仕入れのお金が払えないんですよね。

銀行とか国民生活金融公庫から借りればいいんじゃないの?と思うかもしれませんが、当時はお金ってどうやって借りればいいのかもよくわからず、さらに業務があまりにも忙しく、そういうことにも頭が回らなかったのです。

多分、これまでの業務の中で一番厳しかったときじゃないかなと思います。

ただ、この年、つまり04-05シーズンは、FCバルセロナが5月に優勝を決定し、急激に商品が売れることとなり、さらに6月にはチームが来日することになったのです。

FCバルセロナが来日したのは、2005年6月でした。
当時、FCバルセロナには、日本人スタッフがいて、その方がFCバルセロナジャパンツアーのプロモーターを紹介してくれたのです。

というのも弊社では、FCバルセロナのソシオ受付代理店を行っていた関係もあり、バルセロナが日本に来る際には、ソシオ会員はチケット選考販売だったため、プロモーターと連絡を取る必要があったのす。

そこでプロモーター側からでてきた担当者が、今弊社の会社の取締役に入っている人物で、さらにそのプロモーターとFCバルセロナとの交渉を担当したのが、現在弊社と資本提携関係にあるAmazing Sports Labの前身である、Amazing Labでした。

今の仕事の流れの骨格はこの時に出来たといえます。