ACミランは本当に本田圭佑選手を狙っているのか?

2010.7.13

バルサ、ミラン、リバプールなどが本田圭佑選手を狙っているとさまざまな媒体で掲載されていますが、本当のところはどうなのでしょうかね。

通常、選手をとる場合は、①スポーツ面、②経済面の2点から細かく分析していきます。

バルサの場合、本田選手の獲得を考えた場合、スポーツ面にやや問題があるでしょう。

バルサのフォーメーションは、4-3-3で、とくにFWに関しては超激戦区です。

現状、バルサでいうとセンターフォワードの位置である9番のポジションは、イブラヒモビッチがおり、さらにビジャも獲得したばかりです。エストレーモと呼ばれるウイングに位置するポジションには、ペドロ、メッシ、そしてボージャンが入ることもあり、仮にイブラヒモビッチが抜けたとしても、今後の補強はしないでしょう。(仮に補強するとすれば左のウインガータイプでしょう。)

中盤は、チャビ、イニエスタがおり、もう1枚はセスク次第ですが、このポジションに本田選手が入るのは違和感がありすぎです。アンカーのポジションはヤヤが抜けましたが、このポジションはないでしょう。よって、バルサに本田選手が入ることはないでしょう。少なくとも戦力としてはです。

ミランに関して言うと、本田選手であれば、スポーツ面でも経済面でも、いずれの面でも貢献できるような気がします。

スポーツ面では、ジダが抜けましたが、ロナウジーニョが抜けるという前提での獲得になるような気がします。

アレグッリ監督の戦術がわからないので、本田選手が加入したとしてもどういう使い方かはなんとも言えないですね。。

パトとロナウジーニョが残るか否かによって大幅に戦術も変わってきますし、もう少しマーケットが動かないとなんとも言えないですね。イブラヒモビッチとロナウジーニョの去就が決まり、その後どうなるかですね。

本田選手のプレースタイルとしては、ミランのサッカーにあっていると思います。ミランは足元でつなぐことが多く、特にバイタルエリアのちょっと手前でボールを保持しつつという時間が多いため、中距離シュートを得意とする本田選手にとってはミドルを打つ機会が増えるのではないでしょうか。

いずれにしても、ミランは現在、日本のマーケットには非常に注目しており、本気で日本のマーケットを開拓しようとしています。本田選手はまだまだ若いですし、選手としての価値があがる見込みもあるうえに、スポンサーがかなりつくでしょうし、さらにジャパンツアーも見込める。そして、給料そのものもまだまだ他の選手と比べて安価です。そういう意味ではミランにとっては、ミッションポッシブルでしょう。本気で狙っていると思います。

最終的にチェスカが売ってくれるかはなんとも言えないですが、今のところミランに決まる可能性は結構高いのではと思います。とはいっても、8月後半までひっぱるのではないでしょうか。イブラとロニーが動かないことには動けないでしょうから。

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