日本人選手が国際大会でMVPその2

2010.4.12

みなさん、お待たせしました。
レポートその2です。

今回の大会では、FCバルセロナは、アトレティコマドリーと同宿でした。僕も同じホテルに泊まっていたのですが、たまたまアトレティコの選手と選手の間の部屋になったため、まあ、うるさかったです。笑

当日は、朝9時にブリュッセル市内のホテルから、車で10分程度のSTADE CHAZALという場所に向いました。

32チームでの大会なので当然たくさんのギャラリーが来るとは思ったのですが、ちゃっかり入場料が設定されていて、6ユーロとられました。サッカービジネス的な観点でいくと、観客がざっと400名程度、スポンサーが全部で1000万程度でしょうかねえ。そして、招待チームが13チームで、飛行機を利用しての参加は4チーム程度なので、交通費、滞在費を考えても利益はでてるんじゃないでしょうか。

試合は、4チームに分かれてのリーグ戦。その後順位トーナメントで、最低でも6~7試合。1試合は15分1本でした。バルサチームの父兄の皆さんからは、全後半やらないとサッカーの醍醐味が味わえないと言っていました。確かにそうだと思いますねえ。

バルセロナスクール選抜は、G組。
同組には、スポルティング・ロケレン(ベルギー)、
RCランス(フランス)、AFC TUBIZE(ベルギー)。

1試合目は、RCランス(フランス)。フランスからの招待チームです。前日もそうですが、この試合も初戦はチーム全体がかたかったです。
試合は1-0。ダニのゴールでバルサの勝利でした。

2試合目は、AFC TUBIZEというベルギーのチームです。招待チームではないベルギーのチームは基本的に予選を突破しての参加となっているようです。

この試合、久保君は、なんとハットトリックを記録し
ます。15分1本ですので、5分に1点。決定機はたしか
4回ぐらいはあったとは思います。

試合は、3-0でバルサの勝利。

3試合目、ベルギーの招待チーム、SPORTING LOKERENです。この試合でも久保君は、2ゴール。試合は2-0でバルサの勝利。これで3勝で決勝トーナメントに進出です。


久保君の最も優れているところはこの年にして自分のゴールの形があること、ゴール前での落ち着き+決定力です。決定機が3回あれば、2回は必ずゴールを決めていました。

逆に今後の課題としては、ボールがないときにゆっくり歩きながらでもポジションの修正をしていくのではなく、ボールウオッチャーになってしまうときがあるということでしょうか。

選手のタイプとしては、前線で動きまわるボージャンタイプではなく、運動量は多くないながらも、よいポジショニングから、足元にボールを受け、ドリブルもしくはパスで切り崩し、確実に相手のゴールマウスをこじあけるメッシタイプの選手だと思います。